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今回は、「幼稚園教諭普通免許の期限付き特例」について解説しています。
メリットや注意点、どんな保育士の人が利用できるかなど、気になる情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
幼稚園教諭普通免許の期限付き特例とは?
幼稚園教諭普通免許の期限付き特例を簡単に説明すると「保育士が幼稚園教諭の免許を取得する際に、取りやすくなる制度」です。
もともと幼稚園教諭になるためには、大学や専門学校で2~4年の勉強しなければいけません。しかし条件を満たす保育士がこの制度を使うと、最短半年の学習で幼稚園教諭の教職員検定を受けることが可能です。
幼稚園教諭普通免許の期限付き特例の目的は?
国は現在、待機児童・保留児童問題の解決に向けて、幼稚園と保育園を合体させた認定こども園の普及を急いでいます。
しかし認定こども園で働く先生は「幼稚園教諭と保育士資格の両方を持った人(保育教諭)が望ましい」とされているため、現場で働く保育士さんが幼稚園教諭の資格を取れるよう支援している形です。
ちなみに、この特例制度とよく似た制度に「保育士資格取得特例」がありますが、こちらは幼稚園の先生が保育士の資格を取りやすくなる制度です。管轄の省など多少の違いはありますが、制度の目的や作られた背景は同じです。
対象 | 取れる資格 | 管理者 | |
---|---|---|---|
幼稚園教諭普通免許の期限付き特例 | 一定の経験を持つ保育士 | 幼稚園教諭 | 文部科学省 |
保育士資格取得特例 | 一定の経験を持つ幼稚園教諭 | 保育士 | 厚生労働省 |
〈参考〉保育士資格取得特例で何が変わる?メリットや注意点、申請方法について
幼稚園教諭普通免許の期限付き特例のメリット
幼稚園教諭普通免許の期限付き特例には、幼稚園教諭になるために必要な時間や費用が短縮されるなど、保育士にとって下記のようなメリットがあります。
- 最短半年で勉強が終わる
- 働きながら資格が取れる
- 勉強の費用が安くなる
- 転職の幅が広がる
もちろん、資格を取ってしまえば普通の幼稚園教諭の免許と変わりません。認定こども園だけでなく、幼稚園でも先生として働くことができるのです。
最短半年で勉強が終わる
最短半年で幼稚園の先生に必要な勉強を終えることができます。
幼稚園教諭になるには通常、大学や専門学校で2年~4年ほど勉強する必要があります。しかしこの特例制度は、保育士としての経験を考え学習単位を大幅に減らした制度です。
講座を実施する大学によって多少の差はありますが、最短半年~1年程度で幼稚園の先生になることができるでしょう。
働きながら資格が取れる
働きながら幼稚園の先生になることが可能です。働いていると、大学への通学が大変かと思います。しかし通信制大学が対象講座を開いているケースも多いので、オンライン講座を中心とした自宅学習も可能です。
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必要単位もたったの8単位。1日1時間~2時間程度の学習ペースで、講義についていくことができます。
低コスト
入学料や手数料を含めても、学習費用の相場は7万円~10万円前後です。
教育機関によって多少の差は出ますが、大きな違いはありません。本来4年制大学に入学すると数百万円かかるので、コスト的にも魅力です。
転職の幅が広がる
転職の幅が広がり、ご自身のキャリアアップに繋がります。
特例制度では、1種または2種の教諭免状がもらえます。特例制度で取得した免状も普通の免状と同じ扱いになるので、認定こども園はもちろん、幼稚園で働くことも可能です。
〈参考〉幼稚園教諭免許状授与の所用資格の特例に関するQ&A/文部科学省
幼稚園教諭普通免許の期限付き特例の注意点
ここからは、特例制度の主な注意点をご紹介しようと思います。
- 平成32年3月31日までの期間限定制度
- 約3年間(4,320時間)の実務経験が必要
平成32年3月31日までの期間限定制度
この特例制度は平成32年3月31日までの期間限定制度です。
記事発表時点でもうギリギリなので、これから取得を目指す方は急いだほうが良いでしょう。既に多くの保育士さんが受講を決定しています。
約3年間(4,320時間)の実務経験が必要
制度を利用するには、約3年間(4,320時間)の実務経験が必要です。
ただし複数の保育園の経験を合わせることもできるので、1か所の保育園で3年働き続けている必要はありません。また過去3年働いていればOKなので、現在保育士として働いていない方も、制度を利用することが可能です。
例 | 制度利用 |
---|---|
A幼稚園で2年間働き転職、B幼稚園で1年働いていた | 合計3年になるので特例制度を利用できる |
独身時代に保育園で3年働いたが、結婚して今は専業主婦 | 過去3年働いているので特例制度を利用できる |
幼稚園教諭普通免許の期限付き特例の申請方法
最後に、幼稚園教諭普通免許の期限付き特例の申請方法をご紹介しようと思います。
主な流れは下記の通りです。
- 保育士証を準備する
- 実務経験の証明書を準備する
- 指定講座を受講する(8単位)
- 各都道府県の教員委員会に申請する
- 特例制度による教職員検定
- 幼稚園教諭の免状を取得する
おわりに
保育士の方が幼稚園の先生を目指すなら、特例制度を使った方が断然お得です。学習の時間が短くなるので、働きながら取るにはピッタリ。授業料も、4年制大学に入るのと比べて大幅に安くなります。
ただしこの特例制度は、平成32年3月31日までの期間限定制度です。時期的にはもうギリギリになので、これから取得する方は急いで受講されることをおすすめします。
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