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こんにちは、派遣スタッフの担当をしています柿崎です。
日頃、ゆめほいくブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今年のゴールデンウィークの最終日である5月8日は「母の日」でした。3年振りに行動制限の無いゴールデンウィークで、久しぶりに行楽地へ出かけた方も多いと思います。外出ついでにカーネーションを求める人も多くようで、自宅の最寄り駅にある花屋さんも行列が出来ていました。
そこで、今回は「母の日」をテーマに由来やカーネーションについてお届けします。
「母の日」とは?
「母の日」の誕生は、いくつかの起源があります。
一番古いものでは、古代ローマ時代に女神リーアに感謝する春祭りが起源とされるもの、17世紀のイギリスで復活祭(キリスト教の行事)の40日前の日曜日に「マザーズ・サンデー」として出稼ぎ労働者を里帰りさせたものがあります。
世界に広がるきっかけになったのは、アメリカで1905年5月9日に亡くなったミセス・ジャービス(事項で詳しく説明)を追悼するために、娘のアンナ・ジャービスが教会で白いカーネーションを配った事と言われています。その習慣が徐々に広がり、1914年、当時のアメリカ大統領ウィルソンが、ミセス・ジャービスが亡くなった5月の第2日曜日を母の日と制定し、国民の祝日としました。
その後、母の日の商業化が進み、いつの間にか「母に感謝のプレゼントを贈る日」としてカーネーションを始めとする贈り物を渡す事が定着しています。
日本では、明治末期頃にキリスト教を通じてカーネーションを配る母の日が伝わり、 一般にも少しずつ広まって行き、 1931年(昭和6年)には、皇太后の誕生日である3月6日を母の日としましたがあまり浸透せず、1937年(昭和12年)5月8日に森永製菓が「第1回森永母の日大会」を豊島園(2020年廃園)で開催したのをきっかけに、母の日は全国的に広まり、1947年(昭和22年)に、公式に5月の第2日曜日が母の日となりました。
社会活動家ミセス・シャービスの功績
「母の日」制定のきっかになったアンナの母親、ミセス・ジャービス(本名=アン・ジャーヴィス)1858年に「Mothers’ Day Work Club(母の日仕事クラブ)」を結成し、病気で苦しんでいる人たちを助けるために募金活動や、病気予防のために食品の検査を行ったと様々な社会活動をしていました。
また、戦争や病院で自身の子供の10人のうち8人も失った経験から、南北戦争時代も中立を保ち、「Mother’s Friendship Day(母の友情の日)」と言う企画を実施しました。これは、南北双方の兵士やそれに関わる地域の人々を招き、平和を願ってお互いに敵意を持つことを止めさせようとするイベントでした。
当時は今とは異なり、女性がまだ社会的立場が弱い時代だったので、こうした母親としての社会活動は大変意義のあるもので、その他にも女性は奴隷制度の廃止、女性労働者の環境改善、子供の保護、公衆衛生、社会保障など、色々な問題を提議して来ました。
このような、活動が認知され始めた時期だったため、ミセス・ジャービスが亡くなった際に娘のアンナによって配られた白いカーネーションが取り上げられたのです。アンナはその後、「母の日」を祝日にする活動を行い、約10年の長い歳月を経てその夢が叶ったのです。
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世界の「母の日」
アメリカや日本等、世界の半数近くので「母の日」は、5月の第2日曜日に制定されています。しかし、残りの半数の国ではかなりのバラつきがあります。1年間で一番早く母の日が来るのはノルウェーで2月の第2日曜日です。逆に一番遅いのは、インドネシアの12月22日です。これだけバラつきがあるのは、「父の日」が国によって異なるのと同様、宗教の違いや昇天日に合わせたもの等、それぞれの国の事情が大きく影響をしています。
また、オーストラリアは、日本と同じ5月の第2日曜日を「母の日」と定めていますが、女性老人ホームの入居者を喜ばせるために贈り物を届ける所から始まり、日本の菊の花(オーストラリアの5月は日本の季節の秋にあたるため)に当たるクリサンセマムを伝統的に贈る習慣が定着しています。
カーネーションの花言葉
「母の日」には、赤いカーネーションを送るというのが定説ですが、母が健在の場合に贈る色で、既に亡くなっている場合は白いカーネーションを贈ると言うのが一般的とされています。ちなみに、カーネーションは色によって花言葉が異なっていて、一番相応しい色を送る場合もあるそうです。
・赤いカーネーション
「母への愛」「母の愛」「真実の愛」、子供から母への無償の愛などの意味があるのでやはり一番贈るのに相応しい色かも知れません。
・ピンクのカーネーション
「感謝の心」「あたたかい心」「気品」「美しい仕草」、お母さんに「ありがとう」と言う感謝の気持ちを伝えるのに一番の色です。
・オレンジのカーネーション
「情熱」「熱烈な愛」「清らかな慕情」「一途な想い」、赤色よりも強いイメージがあるのでお母さんを元気付けたい時にオススメの色とされています。
・紫のカーネーション
「気品」「誇り」、優雅さや優美を連想させてくれます。紫のカーネーション自体が珍しいのでサプライズで贈るのにオススメです。
・青のカーネーション
「永遠の幸福」「幸福を贈る」、いつまでもお母さんの健康と幸せを願うという意味が込められています。
今まで紹介したのは、ポジティブな花言葉のカーネーションの色でしたが、逆にネガティブな花言葉のカーネーションの色もあります。相手が一番好きな色のカーネーションを贈るのが一番喜ばれると思いますが、花言葉の意味を知らないと悪い印象を与えてしまうかも知れません。
・白いカーネーション
「亡き母を偲ぶ」「私の愛情は生きている」「尊敬」、白は故人への想いを持つと言われています。既にお亡くなりになったお母さんに捧げるには相応しいですが、ご健在のお母さんには避けたい色です。
・黄色いカーネーション
「嫉妬」「軽蔑」、明るくて見た目は良さそうですが、花言葉を考えると避けたい色です。
・濃い赤のカーネーション
「私の心に哀しみを」、永遠の離別とか、子供が親に哀しみを与えると言う意味があるそうです。
さいごに
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
現在の「母の日」は、19世紀の母親達が行っていた「平和に対しての活動の日」としての風習は今ではほとんど消えてしまっています。
残念ながら、今でも戦争や紛争は世界からは消える事が無く今日もどこかで繰り広げられ多くの犠牲者を生んでいます。この状況が続けば母の日も原点に返り「平和に対しての活動の日」として見直される日が来るかも知れません。
一日でも早く戦争が終わり平穏な暮らしが戻る事を願わずにはいられません。
次回も宜しくお願いします。
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